声優になるには【才能】がないと無理なのか?現役の声優さんに聞いてみました
今回は管理人の『花蓮』が、現役の声優さんに業界についてのアレコレを質問した、第4弾です!
声優業界に興味のある方はぜひ読んでみてください。
レッスンをしていて才能のあるなしは解りますか?
あります!
センスがある子は、キラキラしていて輝いて見えますよ。
ただ、能力の高さと個人の好みはまた違うので難しいところもあるのですが。
「輝いている子が生き残れる」というよりも「輝いている子の中でも、実力と運を兼ね備えた人が生き残れる」とイメージした方がわかりやすいかと思います。
とはいえ、自分にその輝きがあるかどうかは分からないことの方が多いはずです。それを確かめるために、養成所に行くというのが本当の通い方なんです。
そして、自身の輝きを維持し続けるという事も大切なことです。
養成所なら輝きを見つけてもらえやすい?
個人的には、養成所がおすすめです。運営側の目的も違いますし、講師の方向性も違いますから。
養成所:利益を上げながらもダイヤの原石をみつける
専門学校:卒業生の就職率をあげて学校の価値を高める
専門学校の場合「声優に育てる」ことは目的ではないのです。
私も講師をしていた時、学校側からこのような指示を受けたことがあります。
「声優の厳しさを伝えて、諦めさせて安定した仕事に就かせて」と。
専門学校で卒業生全員が声優になると、就職率が大幅に下がって、学校としての価値が下がりますからね。
ということは、養成所の講師の方が良い?
講師もピンキリで、演劇界に身を置いているけれど、ただのコネで講師をしている人も沢山います。
また一流のプレイヤーが一流の先生になれるわけではありません。
プレイヤーとしては一流ではなかったけど、教え方がうまく、講師としては超一流という方もいらっしゃいますよ。
「良い師と出会う」ということも、自身の持っている運をはかる目安だと思います。
声優志望で養成所や専門学校に入っても諦める人が多い?
よくあるのが、声優志望で入ったものの「演劇」の楽しさを知って「舞台俳優」に興味を持つパターンですね。
舞台俳優になる事自体は簡単ですが、劇団四季といった大手の商業演劇団に入らず、舞台で生活できることはほぼないので、結局は厳しい世界なのですが……。
声優を目指す人にはどんな人が多い?
「推しの声優に近づきたいから!」程度の理由で声優を目指す方であれば、ある程度経験すれば「自分には絶対無理だ」ということが分かるので「頑張ってね」くらいの声かけでいいのですが…。
一番問題なのは「絶対なる!」という強い気持ちを持った「絶対になれない人」です。
自分自身の「絶対声優になる!」という気持ちと「実際になれるかどうか」は全く別の問題なんです。
絶対になる!という強い気持ちは確かに必要なんですが、気持ちで何とかなる世界ではないので……。
こうした方には「頑張ってね」ではだめです。
きついことを言わないと、人生が詰んでしまいますから。
テープオーディションとスタジオオーディションの違いは?
テープオーディションは、指定されたセリフを撮って送る方式です。
スタジオオーディションは、収録スタジオに順番に入って撮っていきます。
音響監督などが指示を出すので、それに従います。
受ける予定のなかった先輩声優がオーディションを受けて、審査に通過してキャスティングされた、なんて話もあるのが声優業界です。
「新人だけど、いつか先輩の役を取ってやる!」という強い気持ちがないと難しい世界です。
サンプルボイスは自由に作成できる?
自由に作成できます。
パソコンマイクの他に、スマホの録音アプリでも構いませんよ。
あとは「ボイスサンプル原稿」で検索すれば、いろいろと出てくるので自身に合った文章をいくつか読んでWAVかmp3データとして残しておきましょう。
「ボイスサンプル制作」をサービスとして、有償で提供しているナレーター事務所もありますよ。
ボイスサンプルが第一印象になるので、本当にいいものを作りたいのであれば、お金を払ってプロにお願いした方が良いと思います。
事務所に入れば、基本的にサポートをしてもらえるので、気にしなくて良いと思います。
録音には機材と環境が両方必要です。ある程度防音性がないと。
個人的な環境をご紹介すると……
・11万円のコンデンサーマイク
・7万円のインターフェース
・7000円のポップガード
・50万円の防音ブース
・2万円の録音ソフト
・14万円の整音ソフト
いきなりこれを揃えるのは難しいので、公民館や貸し出し会議室などのサービスを利用して、静かな環境で収録してみましょう。
ちなみにYAMAHAの防音ブース50万は一番小さいクラスで、2畳サイズになると100万を超えます。
だんぼっち等、10万円前後で安価に購入できるものもいろいろありますが、安いものは何かしら削られてその価格になっているので、自分の環境や予算にマッチしたものを吟味する必要があります。
発声方法などコツがあれば知りたい!
プロとして絶対に意識するのは「発声」です。
低い声は響きが通りにくいので、発声が弱い人がやると「根暗な人?」になってしまいます。
低い声で、小声で喋っていても、離れた場所で聞こえる声が出せるように「発声」を意識しましょう。
腹式呼吸と発声は最低条件です!
あとは、いろんなシチュエーションでの感情表現を何度も練習することも大切。
「何度も」「繰り返し」練習しましょう。
色々な表現を一生かけて習得する、こうした心意気が必要ですよ。
私のおすすめは、恋愛をしてみることです。
もちろん「片思い」でも「バッドエンド」だって良いんです。演技のシチュエーションは無限にあるんですから。
まとめ
養成所と専門学校は、そもそもの目的が違うという点が目からうろこでした。
養成所は、声優の原石を探すのが目的。専門学校は、就職率を上げて学校としての価値を高めるのが目的。
選ぶ時の参考になりそうです。
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