アニメ「神之塔」第十三話「神之塔」のあらすじは?
管理人の『花蓮』です!
神之塔アニメ13話の考察をやっていきましょう。
驚愕のラヘルの裏切りで終わった前回。
どう畳んでいくのか気になる今回ですが、ラヘルの回想から始まります。
「やっと終わった」というラヘルに対して、
「いいえ、始まりですよ」と久しぶりに登場のへドンが意味深に呟きます。
今まで夜側の視点からしか描かれてきませんでしたが、ついにラヘルの真意が描かれます。
今までのシーンを振り返りながら、ラヘルの心情が語られます。
アニメ1話よりも以前の話、ラヘルも夜と同様に塔の管理人に呼ばれたのでした。
今まで何度も夢見てきた塔に登れる、星を見れると喜ぶラヘル。
しかし、「あなたではない、ラヘルは選ばれなかった」と無慈悲にへドンは現実を突きつけます。
どうしても登りたい、チャンスを下さい、というラヘルに対し、へドンは例のテストを課します。
あの白鎧ウナギです。
あのウナギがいる水槽(?)の中に入り、玉を破壊すればクリアというテストです。
「そんなテスト無理、絶対。卑怯だ!誰もクリアできないテストなんてひどい!」と絶望し、へドンを罵倒します。
しかし、そんなラヘルを相手にすることなく、へドンは救世主の目覚めを待とうと言います。
その救世主こそ夜だったのです。
時系列的に、ラヘルが呼ばれたあと、すぐに夜が呼ばれたのです。
そして同様に夜は白鎧ウナギにテストを受けさせられたのです。
ラヘルは無理だ、滅茶苦茶だと非難する一方、夜はなんの躊躇もなく白鎧ウナギに立ち向かいました。
結果としてユリ・ザハードに助けてもらいましたが、何の迷いもなく自ら進んで立ち向かったという行動や、夜が選ばれたものという現実に目を背けてしまいます。
その後、夜はテストを合格し、塔を登りました。
これが現実というへドンに対し、ラヘルはユリ・ザハードが助けたからだ、黒の三月があったからだ、と頑なに目の前の出来事から目を背けます。
ただ、自分を追っかけてきただけの夜が選ばれ、ずっと星を見たいと願い続けてきたラヘルが選ばれなかった現実を受け入れられなかったのです。
それでもどうしても星が見たいというラヘルに対し、へドンが「それは違う。あなたは星が見たいのではなく、星になりたいのだ」と核心を突きます。
それは、憧れなのか、はたまた自分が輝く星になりたいという敵わない願望なのでしょうか。
その醜い欲望をへドンは見逃さず、交渉を持ち掛けます。
それが、夜を殺すことだったのです。
「夜を捨ててきたのだから、別に殺すことに何の躊躇いがある?」
と、さらに核心を突いてきます。
へドンは人の心理を読むのがうまいですね。
「夜は強い武器をもらったのに、自分にないのはずるい!」と、ラヘルはさらに駄々をこねます。
自分の欲望のためにはなりふり構ってられないその姿に、へドンは浅ましいと卑下しつつも、武器の代わりになるものを与えます。
それが、ボールの試験でラヘル、エンドロシと一緒にいたあの大男だったのです。
あの大男はラヘルのボディーガード兼身代わりだったのです。
ラヘルのどこにあの試験を生き残る戦闘能力があったのかと謎だったのですが、ラヘルの代わりにあの大男が戦い、ホーに刺された傷もあの大男が肩代わりしていたから、ここまで生き残り、歩けないと嘘をつくことができたのです。
そこから今までの試験をラヘル視点で振り返っていきます。
ラヘルの発言や行動が、視聴者側の視点とラヘルの視点で全く別のものになっていたということが次々と明らかになっていきます。
ラヘルの独り言のように聞こえていたのは夜への嫉妬であり、ラヘルの行動は自分の代わりに誰かが夜を殺してくれないかという他力本願だったのです。
そんなラヘルの思いを知り、ユハンやへドンに都合良く利用されていきます。
全身黒タイツの女“カレン”もユハンとグルであり、ラヘルを餌にすれば夜を都合よく誘導できると考えたのです。
その理由は夜が非選別者だからなのか、並々ならぬ神之水を操る才能があったからなのかは定かではありませんが……
しかし、どうしても夜を殺すことができず、ただ時間が過ぎて焦るラヘル。
最初、ラヘルは人付き合いが苦手だったり、正体を明かしたくなくて人を避けていたのかと思っていましたが、ずっと夜を殺すチャンスを伺っていたために挙動不審になっていたのです。
それとは対照的に、夜は順調に神之水を操れるようになり、次第に仲間も増えていきます。
神之水を操る授業でレンやラウレに一目置かれていたり、クンやワニのような心強い仲間ができたりとラヘルと差は開くばかりです。
それはラヘルだけでなくホーも同様に感じていました。
夜の才能や自然と人を惹きつける魅力に嫉妬し、自分の限界に気付いて闇堕ちした結果、試験の最中に暴走してラヘルを刺すという奇行に走りました。
それがユハンやカレンの策略とも知らずに……
つまり、ホーも被害者だったのです。
人の嫉妬や弱みにつけ込み、利用できるものは何でも利用する。
塔側の人間の卑しさと醜さが見え隠れします。
狙い通りに怪我をした振りをして、夜を殺すタイミングを狙うラヘル。
一緒にいる中で、夜の自分に対する思いや、夢を優先して夜を捨ててきたという後悔に気持ちが揺れ動きます。
クラウンゲームで自分を庇ったり、ホーに刺された時も真っ先に自分を助けにきた夜の優しさに心打たれて、思わず本音が出てしまいます。
「自分を捨てていいんだよ」
というラヘルの言葉の裏側にはこんな心情があったのですね。
そんな人の弱みを逃さず、ユハンはさらにラヘルを追い詰めます。
潜魚狩りの前に、夜は塔の管理人と話していましたが、その際にユハンとラヘルが2人きりになるシーンがありました。
ユハンが「君が望むものは?」と、何か独り言をつぶやいているシーンがありましたが、実はラヘルに話しかけていたのです。
都合よく2人きりになれる潜魚狩りをテストにし、「これが最後のチャンスです」とラヘルを心理的に追い詰め、逃げ場をなくします。
潜魚狩りで2人でイチャついていましたが、はしゃぐ夜とは対照的に、ラヘルは何やら意味深な表情をしていました。
そして、気付いてしまったのです。
―夜は自分にないものを持っている―
―夜は星―
―夜がいると自分は星になれない―
―夜を殺して自分が代わりに星になる―
これが事態の真相だったのです。
そして場面は現在に戻ります。
結果、夜は行方不明、死んだものとして扱われました。
クンやワニは、夜の思いを継いで歩けないラヘルを代わりに塔の頂上に連れていくと結束します。
それを全て思い通りになったと狂気染みた不敵な笑みを浮かべるラヘル。
そのことを「どこまでがあなたの思惑通りだったのですか」ユハンに問い詰めるレロ・ロー。
レロ・ローは試験内容や不測の事態の連続に疑いを持っていましたが、何か細工をしていると確信したようです。
レロ・ローはこれが決定打となり、試験官を辞め再び塔を登ると宣言します。
一方かろうじて生きていた夜。
そこにカレンが接近します。
突き落とされたにも関わらず、まだラヘルのことを案じている夜。
どこまでお人好しなんでしょうか。
そんなラヘルの真意を知りたくば、塔を登るしかない。そのために鍛えてやると提案するカレン。
ユハンとグルのはずのカレンのその真意とは?
誰かが自分の代わりに夜を殺して欲しいと、終始他力本願だったラヘル。
ようやく夜を突き落とすという自分の意志で実行した行為すらもユハンの手のひらの上でしょう。
それと対比されるように、「ラヘル、ラヘル」と口では言いつつも常に自分で意思決定し、行動で結果を示してきた夜。
最後も自ら「答えを自分で見つける、そのために塔を登る」とラヘルのためではなく、自分のためにと力強く宣言します。
というところでアニメ第1期目が終わりです。
総評としては、いろいろ説明不足があったり、キャラ紹介がないので「誰?」と混乱するところがありました。
しかし、今回の意味不明な試験が実は裏で仕組まれていたものだったり、12話のラヘルの裏切りの急展開からの13話の伏線回収は見ごたえがありました。
原作は正直絵はうまくないですが、アニメでは描写しきれなかったり若干違う展開なところもありますので、興味がある方はぜひ一度ご覧ください。
では第2期目が制作されることを期待して、アニメ「神之塔」の考察を終わりたいと思います。
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