【声優業界の裏話】上司やグレーゾーン・養成所に闇などについてお伝えします
「声優さんの世界ってどんなもの?」
そんな好奇心から現役の声優さんに管理人である私『花蓮』からお話を伺ってみました。声優になりたい方、声優業界に興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
監督など上司の方はどのような方が多いですか?
これは現場によると思います。
長くいるからリーダーになっている方もいますし、そうした方はやはり現場を知り尽くしています。
そのような方が「有能」であるかという話になると難しいのですが…。
とはいえ、その人が現場の責任を負うのであれば問題が発生しても私たちが責任を取る必要はないので、従っておいて損はありません。
もちろん「自分の意見」はしっかりと言ってくださいね。
(もちろん言い方には気を付けましょう)
「現場の人の意見」を採用するのはリーダーなので、意見が採用されなかったと言っても不満を態度に出さないように注意しましょう。
監督の指示でやった演技が視聴者に不評という可能性はあります。
でもそれ含めて受け入れるのがプロなので、そういった方向での覚悟も必要です。
声優業界でもグレーゾーンの方はいらっしゃいますか?
身体的な障碍があると難しい部分が多い職業ですが、学習障碍的なものを持っている方はクリエイティブの世界にはけっこうおられると聞きます。
好きな事にしか興味が持てない、好きな事には異常な関心を持つ方ですね。
スティーブンスピルバーグ監督も学習障碍があったそうです。
それがあるからこそ人一倍その世界で成果が出せるケースもあると思います。
学歴はあくまで「このくらいの知能がある」という目安であって、絶対的なものではないですからね。
養成所の闇…のような話を聞くと怖い気がします
闇はありますよね。
「アフレコができる!」と宣伝しておきながら、アフレコ指導できる講師がいない養成所や専門学校もありますから。
ただ、いろいろ調べすぎると何を信じていいかわからなくなるので直感で選んだ方が良いと思います。
経験上、スター性がある人は直感で選択した時に外しません。
もし選んだ養成所や専門学校が酷いところだったら「成功するには運が足りなかった」「自分の運はここまでだ」と割り切るキッカケになるかと思います。
養成所や専門学校、ワークショップを選ぶポイントは?
「アフレココース・アフレコの授業」がない所は止めましょう!
東京であれば、現役声優が講師をやっている養成所がベストです。
大手であれば、そこの現役声優が講師もやっていることがあるので、信頼度が高いです。
ワークショップを選ぶ時も、実力のある声優さんが主催しているところを選んでくださいね。
私個人の体験談ですが、俳優兼劇作家の後藤ひろひとさんのワークショップで、私は人生が変わりました。後藤ひろひとさんは、一般的にはあまり知られていませんが、業界内の有名人です。
実力のある声優さんを見極めるポイントは?アニメ声だと活躍の幅が限られる?
実力のある方を見分けるポイントは、細かい点の積み重ねとその人が持つ光だと思います。
「この人はすごいな」というのは肌で感じるものだと思います。高いスキルや、隙のない雰囲気であれば、私だったら即採用します。
とはいえ、途中で光が消えちゃう人、途中から輝きだす人もいるので難しいのですが。
大手のトップにいるマネージャーたちは、ここまで見抜けるんでしょうね。
また、アニメ声の方は活躍の場が限られるかと言うと、そうではありません。アニメ声の方でも、汎用性の高い声の方でも業界にはわんさかいます。
人間的な魅力と言うか「キャスティングしたくなる人」「したくならない人」ということはありますよ。
声優の方が講師になる時には紹介があるものですか?
紹介はあると思います。
・運営事務所の所属声優で講師になる
・役者同士のつながりで講師の話がくる
役者歴の長い方はどちらかが多いと思います。
ワークショップは経験者のみ参加可なのはなぜ?
初心者歓迎のワークショップもありますが、ワークショップに人が集まるかどうかは講師の認知度によります。
人気や実力のある講師がやるなら、基礎的な部分ではなくもっと深い部分の指導をした方が良いです。
基礎的な部分の指導ができる人は多くいますから。
一度に教える人数が増えるほど、一人にあてる時間が少なくなりますし、人数も限られます。
限られた人数をしっかりとレベルアップさせるには、基礎ができている人に限定しないとレッスン内容が薄くなってしまうんです。
初心者に対する指導と、経験者に対する指導はまったく違うんですね。初心者への指導は、業界経験のない人でもある程度はできちゃいます。
また、講師のレベルは様々です。
声優として一流であっても教えるのが下手な人も多いですしね。声優としてはイマイチだったけど、教えるのがとても上手な人もいますよ。
スポーツの世界でも「名選手は名コーチにあらず」という言葉があります。
読解力を上げるために適した資料はありますか?
とにかく本を読むことですね。
ライトノベル、エンターテインメント小説、歴史小説など色々なジャンルの本を読んでみてください。
歴史小説を読んでいない人が、歴史アニメの声を当てても物語が理解できません。
慣れてきたら、川端康成や芥川龍之介など昔の文豪の純文学をおすすめします。
まだ「小説家」という地位が無い時代に小説を書こうとその世界に入った、いわば「いい意味で」感覚がズレた人たちですから、独特の感性で書かれていますよ。
その面白さが味わえるようになったら、読解力はかなりついていると思います。
覚えておくべき業界用語はありますか?
無声化や鼻濁音といった声の基礎知識は比較的学びやすいですが、アニメ声優を目指すなら、アニメ作画用語もある程度知っていた方がいいと思います。
台本上に「PAN」や「W-OUT」など「絵の動き」の用語が多々出てきます。
「PAN UP」だったらカメラの画角が上を向く…など、いろいろあります。
作画用語をまとめたウィキなどもあるので、ざっと目を通すといいと思います。
声優とは関係ありませんが、イラストや刺しゅうなどの趣味を持つことはいいこと?
趣味は多ければ多いほど良いですよ。
例えば、キャンプをテーマにしたアニメを作る時に「趣味で実際に一人キャンプに行ってます」という方がいれば、当然採用率は上がります。
ラジオのトークネタにもなりますし、需要があればその趣味に特化した番組が持てる可能性だってあります。
たくさんのことに手をだしておくことをオススメします。
資格と同様に「難易度」が高いものほど価値が強いです。
声優に限らず、成功する人は思いついたことをすぐにやれる人だったりします。
思いついたらすぐ行動、失敗しても学びながら再挑戦。
私は現在、それを繰り返しながら、ナレーター事務所を経営しています。
まとめ
声優さんとして実力のある方が、教えるのも上手とは限らない…など参考になる話がたくさん聞けました。
趣味は多いほどいいということなので、手当たり次第に手を出してみて、向いてなかったら他のものへ…というのも良そうですね。
私もいろいろ挑戦してみたいと思います!
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